Mt.FUJI100に向けて、その先にあるLAKE BIWA100に向けてトレーニングを重ねる中で、モチベーションを高めるためにレース動画を見まくっていた。ふと見つけたIBUKIのチャンネルで大シガイチの募集開始を知った。思い出した。LAKE BIWAもまた経過地点なのだということを。全ては『滋賀一周ラウンドトレイル』のドキュメンタリーから始まって、ずっとずっと追い続けていた景色こそが大シガイチなのだということを。まだ見ぬLB100をすっ飛ばして、はやる心はスケジュールを組み始めていた。
計画
一周達成を最大の目標とする上でリスクはなるべく回避する。確実に歩ける比叡~柘植(余野公園)までの区間を序盤に充てるのは確定事項。比良の武奈ヶ岳は4月中旬まで残雪でアプローチできないだろうが、鈴鹿はどうか。日本海から遠い分比良に比べれば雪解けは早いはずだ。これらをまとめると、還来神社~醒ヶ井(関ケ原)までの区間が4月第3週のMt.FUJIまでに踏破したい区間となる。
IBUKIのトレースを綺麗な輪で描きたいというのもこだわりの一つだ。IBUKIではセクション間の始点と終点が直線で繋がれ、それぞれが離れていると歩いていない区間まで線が引かれてしまう。このためセクションを飛び飛びで歩くことは出来ず、前回セクションの終点から続きの旅を始める必要がある。琵琶湖上に五芒星を書くのも面白いんじゃ・・・とも思ったが、それはまた別の機会にしよう。
時計周り? 反時計?
歩くべき道筋が決まったところでスタート地点を何処にすべきか考える。アプローチの容易さからJR醒ヶ井駅からの時計回り、還来神社からの反時計回りに絞られた。LB100の試走を兼ねるなら順路に従う時計回りがよくて、当初は醒ヶ井スタートで行けないものかと考えていた。しかし、いくら鈴鹿北部といえど3月は残雪もあるし気温も相当低く、ビバーク必須なのを踏まえるとかなり厳しい。防寒装備を揃えていけばなんとかならないか。申込時に時計回りを謳ってしまっただけに、この進み方への拘りは相当強かった。
かなり悩んだけれど、別の視点で考えた時にようやく答えを決めることが出来た。大シガイチは全ての参加者にとって大いなる挑戦であることに間違いはない。でも、欲張りな私はここに私だけのストーリー(物語)を込めたかった。何故私は大シガイチを歩くのだろう。挑戦への憧れ? そんな普遍的な理由じゃなくて、もっとももっと私的な私だけの理由が欲しかった。思い出したのは2025年のLB100でのことだ。ボランティアとして還来神社に配置されてコース誘導やデポバック隊を務め、仕事が少し落ち着いた時。人目を避けて神社のさい銭箱にボラでもらった手当を投げ込み「またここに戻って来たい」と願った。ボラを通してより一層このレースに愛着を持ち、来年こそ選手として走りたいという願いである一方、冷静に考えればここはエイド(通過点)の1つで厳密には「戻る」場所と言うことは出来ない。でも、スタート地点を自由に決められる大シガイチであればここを起点に定めることが出来る。そしてラウンドトレイルの起点は「戻る」べきゴールにもなるわけだ。
結局のところ、還来神社の反時計回りが私の歩むコースに決まった。私にはここをスタートにするべき理由があった。私がそう望んだからだ。LB100を完走せぬまま大シガイチに挑むことに当初は若干ながら後ろめたさを感じていた。そもそも何故LB100にここ数年拘っているのか。滋賀ラウンドトレイルに憧れていたからだ。そのコースに挑むためにはLB100の完走が必須だと思ったからだ。LB100に出るためにFUJIを走った。FUJIを走るために奥信濃を走った。奥信濃を走るために高島トレイル~比良比叡トレイルを繋ぎ力をつけた。数年かけて、1回目の奥信濃DNFや能登半島地震を経験しながらもようやくLB100の参加条件を満たし、エントリーしたものの抽選に落ち、翌年参加を夢見て申し込んだボランティアで再来を祈った還来神社。ここから壮大な旅を始めよう。全てが一本の線で繋がったような気がした。この旅を始めるのに、ここ以上にふさわしい場所は無いと確信した。
スケジュール
ざっくり考えた日程案。
3月20~22日(3日間)
還来神社~比叡山~銀閣寺~浜大津、浜大津~田上枝~紫香楽宮跡、
紫香楽宮跡~余野公園(柘植)~鈴鹿峠
4月4日
あやべ水源の里トレイルラン
Mt.FUJIの準備でエントリーしたけど・・・大シガイチやるならやめときゃよかった・・・。
4月中旬(3日間)
鈴鹿峠~御在所岳~藤原岳~霊仙山~醒ヶ井~関ケ原
4月24日~26日
Mt.FUJI 100(目指せ32時間切り!)
5月2~5日(4~5日間)
関ケ原~奥伊吹~余呉トレイル~新疋田、
新疋田~高島トレイル~水坂峠~桜峠
伊吹山の一部は早朝ロード区間を歩く。怖さが耐えられそうなら崩壊区間も歩く。
新疋田駅に車を置いてセルフデポ。飲食料だけであればルール範囲内だと考える。
(rule: 参加者は、途中で補給する飲食料を除く装備をすべて自分で運搬する必要があります)
本当はモバイルバッテリーも置きたいけれど、そこはもう少し考えよう。。。
未定
桜峠~高島さんC区間~小川~白倉岳~比良山地~還来神社
高島さんも自分にとっては慣れた道で気分はウィニングラン区間。
6月20日
KagaSpaTrail 100K
